皆さんこんにちは!
九州地方は未だに梅雨明けせず連日不安定な天気が続いておりますが、そんな梅雨の嫌な時期を吹き飛ばすほど盛り上がった4年に一度のワールドカップ!!寝不足の方も多いのではないでしょうか。惜しくも日本のベスト8進出はなりませんでしたが日本の戦士達として世界から称賛されるとても見応えのある良い試合ばかりでしたね!また4年後に期待です。
さて!そんな中ですが、こちらもここ数年中々見かける事のない珍しいヴィンテージが入荷致しましたのでメンズフロアよりご紹介致します。


今回ご紹介するのはUSCG「アメリカ沿岸警備隊」のデニムショールカラーカバーオールになります。
以前にはUSNAVYのデニムショールカラーカバーオールをご紹介しておりますがその際のディテールの説明のおさらいも含めてご紹介致します。






市場で目にするショールカラーカバーオールのほとんどはUSNAVY「アメリカ海軍」のものが大半の中今回ご紹介するのはUSCG「アメリカ沿岸警備隊」のショールカラーカバーオールになります。
USCGとは何か?というとアメリカ軍5つの部隊の中、陸軍、海軍、空軍、海兵隊、沿岸警備隊と5番目に位置する部隊、アメリカ沿岸警備隊の事をさします。
どういった部隊かと簡潔にいうと、海上警察権を行使する政府の法執行機関(アメリカ軍の一部でもある)
日本でいう海上保安庁のようなものと思っていただけると分かりやすいかと思います。
なぜUSCGものが希少なのか。
先程説明したようにUSCGは5番目に位置する部隊でもあり、同じく海上で活動するUSNAVYと比べると隊員数には雲泥の差が存在します。
その事から、同じ支給品であってもUSCGへの支給品は市場に出回る事自体が少なく希少価値が高いとされています。
こちらの特徴、デニムショールカラーカバーオールまたはダンガリージャケットとも呼ばれるアイテム。
1930年代後半辺りからアメリカ海軍が甲板作業用の服として着用していたジャケットとなります。シンプルなデザインにヘチマ襟と呼ばれる首にショールをかけたような丸みのある襟が特徴的な一枚です。
ボタンはCOAST GUARDの文字と錨のマーク入ったメタルボタン。ボタンは2種類存在し、メタルボタンタイプと樹脂ボタンタイプが存在します。こちらはメタルボタンの足付きチェンジボタンとなっています。
メタルボタンは主に30〜40年代初期辺りまでのものに多く見られ、樹脂ボタンは40〜50年代初期のものに多く見られます。
こちらは1番ボタンのみ欠損していますが、ボタンのみでもUSCGものがほとんど存在しないため4つボタンが現存しているだけでも非常に希少価値が高いといっても良いと思われます。
左右の裾部分にはそれぞれ衣服の上から切り取ったものを貼り付けたパッチポケットと通気口の役割があるベンチレーションホールという穴が存在します。
こちらはパッチポケットの下角部分が角ばっており、このディテールは30〜40年代中期までのものに多く見られそれ以降は丸みを帯びた角へと変わっていきます。
ボタン、パッチポケットのディテールからこちらのカバーオールが〜40年代初期辺りまでのものという判別がつきます。
年々枯渇化が進み数が減り続けているショールカラーカバーオールですが、このような最低限のディテールを把握しているだけでもこれから手に入りにくくなる前に一枚私物にという時などの年代判別や良い物を見極める要素のひとつに出来るのではないでしょうか。
パッチポケットの部分の裏側には両サイドに名前のようなサインが残っており、当時隊員だったデイビッドさんへの支給品だったのでしょうか。こういったのもヴィンテージならではの面白さのひとつですね。
今回ご紹介させていただいたUSCGショールカラーカバーオール。USNAVYのものはまだ見かける事も多々ありますが、US COAST GUARDのものはまず見かけません。今後はより希少さが増す一枚と思われます。
是非この機会に店頭にてご覧ください。
40's US COAST GUARD Shawlcollar CoverAll/サイズ 36〜38程/¥6,5000+tax
店頭では他にも様々な夏物アイテムも多数取り揃えております!
熊本市内に来られた際は是非、
BIGTIME熊本店にお立ち寄り下さい。
スタッフ一同心よりお待ちしております!