お盆休みも終わり夏も終盤ですね!
相変わらず暑い日が続いていますが暦の上では8月7日に立秋を迎えもう秋なんです。
秋らしさを感じる事は今の所無いんですが、、。
熊本もここ最近は毎年暑い毎日から急激に冷え込む事がほとんどで中々秋らしさを体感出来てないような気もします。
さて、そんな四季に関係なぐガンガン使っていけるヴィンテージパンツを今回はメンズフロアよりご紹介致します。
今回ご紹介するのはデニムパンツの王道とも言える【Levi Strauss co.】リーバイ
ストラウス カンパニーの501 BigEになります。


Levi's 501 BigE DenimPants/W34/¥78,000+tax
リーバイ・ストラウス社の起源は、1850年代にドイツから米国へ渡ったリーバイ・ストラウスLevi Strauss〔1829-1902〕という人物が織物商を始め,金鉱掘りの鉱夫たちのた
めに作った労働着に始まったのが最初とされています。
最初は茶色のテント用キャンバス地から作られるものが基本でしたが、のちにフランス産のブルーに染めたデニム地で作られたのがリーバイスのジーンズと始まりとされています。
その後1873年頃に仕立屋ジェイコブ・デイビスと出会ったリーバイストラウスが2人でポケットに銅の鋲を打ったズボンの特許を取ったことからブルー・ジーンズは米国を象徴するファッションのひとつとなったとされています。
労働着に始まったパンツも1960年代以降世界的に広まりファッションアイテムの定番でもあるデニムパンツとして現在まで親しまれています。
そんな歴史の深いリーバイスですが、ヴィンテージアイテムの中でもデニムジャケットやデニムパンツと様々なものが存在します。
今回のデニムパンツの中にも有名な【501xx】【501BigE】【66前期・後期】など年代に応じて細かく分類されています。
ご紹介する501BigEは501xxというモデルからxx表記が無くなり、更に赤タブがBigEでは無くLevi's(スモールe)に変わる前までの期間のみ製造されていた501になります。
ヴィンテージデニムパンツの王道【501xx】ですが、最初期の物は革パッチに始まり、1950年代半ばから1960年代にかけては現在と同じ紙パッチに501xxとの表記がありました。
ですが紙パッチのものは経年劣化での硬化が激しく残存している物はまず見かけません。
今回の501BigEもパッチが欠損しているのですがなぜ501xxではなく501BigEなのかの見分けかたも踏まえてご説明します。
まず501xxか501BigEかを見分けるに当たり確認する部分がいくつか存在します。
まずジーンズ裏側のバックポケット部分。
この左右上端部分に隠しリベットがあればパッチが欠損していて分からなくても501xxが確定します。


こちらは隠しリベットが取り付けられていない為501xxの可能性は低くなります。
ですが最終期の501xxには隠しリベットが存在しない物もあり、次に確認するのはクロッチ(股間)からフライフロントにかけてのステッチ部分。
こちらはフライフロント下部にしっかり補強のバータック(カンヌキ)が入っているのが確認できます。
501xxにはこの部分のバータックが入れられていない事が特徴的なのでこの事からも501xxの可能性は低くなります。

次にバックポケットにつく赤タブ部分になります。
こちらの赤タブはVの左が太く右が細い通称不均等Vと呼ばれる赤タブになっています。
BigEの赤タブには以下の3種類が存在します。
・片面タブ(1936年最初期の赤タブ)
・両面タブ・均等V(1950~60年代後半にかけて使用)
・不均等V(1960年代後半から1970年代初期のスモールeへと変わる前まで使用)
今回の不均等Vは1960年代後半からBigEからスモールeへと変わる1973年頃まで使用されていたものになります。
501BigEの製造期間とかぶっていることからも501BigEには不均等Vが使用されているものが大半をしめています。
他にも様々な判別要素は沢山ありますが、代表的なディテール上記からもこちらが1960年代後半辺りの501BigEということが判別されます。
最後に注目したいのがトップボタン裏の刻印なんですが、(16)の刻印があることが確認できます。
16ボタンが使用されている物というのはいまだに数多くの謎につつまれた非常に珍しい特徴を持っています。
16ボタンには実は通常ディテールに外れる色んな例外が存在しており、製造年数に関係せず古い年代のディテールを兼ね備えていたりしています。
分かっていることは通常の生産ラインとは違う特殊な生産工場で生産されていたものという事だけが分かっている事実だそうです。
通常とは違う古生地が使用されていたり生地の色落ちが良いことでも有名です。
こちらもコインポケット部分は耳が使用されています。16ボタンの製造ラインのものに見かける特徴のひとつでもあるそうです。



通常ラインとは違う特殊ラインの501BigE、サイズもW34と非常に良くインディゴもまだまだ残っている一枚です。
是非店頭にてご覧ください。
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